『恭三の父 乳の匂ひ 加能作次郎秀作集』12月に刊行!
明治の終わりから大正、昭和初期に活躍した、能登(現在の石川県羽咋郡富来町)出身の自然主義作家・加能作次郎の5つの作品を収録した『恭三の父 乳の匂ひ 加能作次郎秀作集』(杉原米和/編)を12月に刊行します。「恭三の父」「乳の匂ひ」「父の生涯」の3つの小説と、作家の生地でありすべての作品に大きな影響を与えた能登半島の自然・人情・生活が描かれるエッセイ「能登の西海岸」「能登の女」を収めました。
加能作次郎と同じ能登半島・七尾市出身で加能作次郎の研究をライフワークとする編者による小論「加能作次郎と能登」が収めました。
菊池寛、芥川龍之介、宇野浩二、久米正雄、広津和郎らと同時代に活躍し、長く正当な評価を受けてこなかった加能作次郎の魅力を再発見する一冊です。詳しい目次などは、こちらをご覧ください。